非物質的な次元での物の捉え方


エクササイズのお題 「箱の中身はなんじゃろな?」
非物質世界で箱の中身を見せて、どのような受け取り方をするのか、それによってどのように物を捉えているのかがわかります
正解は、オルゴール・・・でしたが、これをズバリ!で答える必要はありません
オルゴールの形状は、四角です
色は黒
そして、私はこれを回しながら、一人一人に見せていました

 

 参加者の皆さんが得た結果は、
「何かわからないけど、黒っぽいもの」・・・黒い物というところまで、認識できているということ
「ナスかな?」・・・黒いものまで認識できており、更に自分の信念体系というフィルターが、そこからナスを連想したということ
「機関車?」・・・《黒いもの》と、更に《動いている歯車》まで認識できており、この2つの情報から《機関車》を連想したということ
「拝んでいる人」・・・これは《私が人の前に立ち、両手で包んだオルゴールを回している様子を、傍から見ていた》ので、その仕草が何をしているのか、自分の信念体系が最も近いと考える《拝んでいる人》を連想したということになります

 

非物質的な次元で物を捉える時、自分が得た情報から(色・形状・大きさなど)、物質世界での自分の経験や知識から、最も近いものを連想してしまいます
ですから、単純にオルゴールがズバリ正解!で、他は外れた・・・という解釈にはなりません
自分が得た情報から、非物質世界での物の捉え方を理解するヒントを得られます

情報を得るためには、思考を排除し、ニュートラルな状態で受け取らないと、うまくいきません
そのためには、事前に何の情報もない方が思考が作用せず、良い結果を得られます
何かに意識をフォーカスするのではなく、何も考えないで受け取るのです
実にシンプルなはずですが、何も考えないという行為は、かなり難しいです
例えばこの箱の中身を見に行くエクササイズも、箱という1つの情報がヒントになり、無意識に思考が働いてしまいます
『箱の大きさ』というたった一つの情報だけでも、推測という思考が働いてしまいます
また、(ハズレたらどうしよう?)という恐れも、強固な壁を作ってしまいます
ニュートラルな状態で受け取ることは、とってもシンプルなはずなのに、思っている以上に難しいものです

物質世界での信念を持ち込んでいる


エクササイズのお題 「お互いのカード(数字)を見せ合う」

『誘導瞑想中に、お互いのカードを見せ合い、終わってから確認をする』というエクササイズだったのですが、誘導瞑想では、「どちらが先に」とまではガイダンスしてません。
物質世界においては、順序を決めておかないと混乱を招く行為かもしれませんが、非物質では順番は関係ありません。

物質世界の概念・信念を持ち込まなくても上手くいくので、(さて、困ったな?)と考え込む必要はありません。

成功した人たちは、おそらく(では、私から)というように、能動的な対応をしたのではないでしょうか。

もしくは、(数字を受け取る)と(数字を送る)という2つの作業をすればいいってことだけを意識して、(○○番が浮かんできた)からメモっただけで、順番などについては、全く気にもしていなかったと思います。

順番とかを考えて、(え、どっちが先か言ってくれないと・・・)と戸惑った人は、思考が優先するパターンなのではないかと思います。

 

どのエクササイズにおいても最も大切なことは、正解・不正解という結果だけを拾うのではなく、どうしてそういう情報を得たのか、そのプロセスを知ることです。

人それぞれの傾向があるので、決まったマニュアルがあるわけではありません。

全ては経験から知ることができます。

 

【信じている】から【知っている】感覚に変わるまで、どれだけ時間を要しても、継続することだけが、辿り着く唯一の方法です。